= ボクシング・デー =
  日本ではクリスマスになると「ジングルベル」の音楽が商店街に流れる。クリスチャンの国でなくてもクリスマスにはロマンが漂う。が、またそれは年末商戦を盛り上げる楽隊の音楽のようでもある。
  
  カナダでもクリスマスの前からいろんな店がセールをするが、実はクリスマスの翌日のボクシング・デーがもっとも買い物客が待ちかねる日なのだ。
  
開店を待ち並ぶ客
  ボクシング・デーは英語で 「Boxing Day」と書く。この日は超安売りの日。いったいどうしてそんな名前がついたのだろう?

  1.box は「叩く」の意味だから、日本でもいう「叩き売り」をするから。

  2.昔、安く売る商品を取り合いして客同士が喧嘩になり、ものすごい殴り合い(boxing)をしたことがあったからいわれ始めた。
新聞に大量に入ってくるチラシ

  3.ボクシングには knock down はつきもの。この knock down には「値引きさせる」という意味があり、それから名づけられた。
  (用例)
  The computer was knocked down to $500. (そのコンピューターは500ドルに値切られた。)
  She knocked him down to $100.       (彼女は彼に100ドルにまけさせた。)

  4.お金持ちの人たちが家の使用人や御用達してくれた人たちにお礼として箱に入れた品物をプレゼントしたから。

  5.クリスマスの前から教会には空き箱が設置され、礼拝に来る人たちが貧しい人々のためにお金や品物を寄付したから。

  さてさて、正解は。。。

  1.2.3はちがいます。(やっぱり、なあ) 実は、4と5もどちらが正解かはわかっていないのだ。基本的にこういうことがいえるだろう。裕福な人が貧乏な人に施しをした。そして、そのとき箱を使った。。。

  12月26日が祭日になったのは、19世紀中ごろ、Queen Victoria のときで、旧イギリス植民地国のカナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどで受け継がれている。なんと、カナダのとなりのアメリカではボクシング・デーはないそうだ。

  今やボクシング・デーは完全に「安売りの日」として定着してしまった。友人も9時開店の店に6時半から出かけてならんだらしい。日本もそうだが、呼び込みようの品物だけがすごく安く、他はたいして安くなっていない商品もある。店の戦略が客に勝るのか、客の情報収集力と行動力が店に勝るのか。。。おう、やっぱ、「戦いの日」にはちがいない!
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