= Go Canucks Go =
  いやー、まったくすごいゲームだった!

  バンクーバー・カナックスが4勝3敗でプレーオフ第1ラウンドを乗り切った。

  アイスホッケーに興味のない方、申し訳ない。カナダに住んでいるとどうしてもホッケーのことが気になる。昨日の勝利は新聞の1面に掲載されたぐらいバンクーバーでは大事なことなのだ。

  対戦相手はレギュラーシーズン5位のセントルイス・ブルース。今年はカナックスのほうが順位が上だったけど、毎年カナックスより良い成績を残している強豪チームだ。プレーオフが始まって、最初の4ゲームで1勝3敗。あと一つ負けると今シーズンは終わりになる、まさに「背水の陣」だった。そんな状況の中、残り3試合を見事勝ち取ったのだ。

  最終の第7戦はカナックスの本拠地、バンクーバーでの開催だった。地元ファンで埋め尽くされたGMプレースで負けるわけにいかない。試合開始早々から激しい当たりでパックを奪い合う。ところが、ちょうど1分経ったところでセントルイスに先取点を与えてしまった。盛り上がっていた会場の雰囲気が一瞬ショックで静まり返った。たった1分でのゴールはこの試合の先行きを心配させる。しかし、そのような中で選手たちは、「次は俺たちが必ずスコアする!」という信念で余計にハッスルしたようにみえた。そして、12分ほど経過したところで双子の一人のHenrik Sedinが同点ゴールをもぎ取った。場内いっぱいに白いハンカチが振り回される。歓声が館内に響き渡る。第2ピリオドはカナックスの怒涛の攻めで2点取った。これで3対1。しかし、セントルイスは侮れない。カナックスは第3ピリオドに疲れて逆転されることが多かった。不安はよぎる。それに、第2ピリオドの最後のほうで犯したカナックスの反則で、5人対4人のペナルティータイム(パワープレー)がまだ残っていた。ところが、なんと以前カナックスのキャプテンだったトレバー・リンデンがショートハンド・ゴールを決めたのだ。(ショートハンドというのは人数が少ないという意味。「短い手」じゃないよー。)これで4対1。第3ピリオドで3点差だと少し安心できる。が、カナックスはぜんぜん手を抜かずに、全員が必死でプレーをしてる。それを見てるともう勝ったも同然だ。残り1分を切ったあたりで、会場ではみんな立ち上がって勝利の歓声を上げていた。

  まさに気迫で勝ったといえる。今シーズンで一番良いゲームだった。しかし、まだまだ優勝は先だ。次の2回戦を勝ち、そのあとに西地区の優勝決定戦が行われる。そして、最後に東地区優勝者とスタンレーカップを争うのだ。ゲームはそれぞれ7試合のうち4試合先に勝ったほうが残っていく。1994年のときのように、決勝まで残って欲しいなあ。

 
  NHLのチームは東地区(EASTERN CONFERENCE) と西地区(WESTERN CONFERENCE)に分かれていて、各15チームずつある。プレーオフに残るためには8位以内に入っておく必要がある。第1ラウンドは残った8チームの1位と8位、2位と7位、3位と6位、4位と5位が対戦する。そして、勝ったチームが準決勝、決勝と戦い、地区の優勝者となる。そして、最後に地区優勝者同士ででスタンレーカップを争う。

  だから、まだまだ覇者への道は遠く、険しいのだ。
         

「GO CANUCKS GO !」

今シーズンの成績
EASTERN CONFERENCE
Rank Team GP W L T OTL GF GA PTS
1 OTTAWA 82 52 21 8 1 263 182 113
2 NEW JERSEY 82 46 20 10 6 216 166 108
3 TAMPA BAY 82 36 25 16 5 219 210 93
4 PHILADELPHIA 82 45 20 13 4 211 166 107
5 TORONTO 82 44 28 7 3 236 208 98
6 WASHINGTON 82 39 29 8 6 224 220 92
7 BOSTON 82 36 31 11 4 245 237 87
8 NY ISLANDERS 82 35 34 11 2 224 231 83
 
9 NY RANGERS 82 32 36 10 4 210 231 78
10 MONTREAL 82 30 35 8 9 206 234 77
11 ATLANTA 82 31 39 7 5 226 284 74
12 BUFFALO 82 27 37 10 8 190 219 72
13 FLORIDA 82 24 36 13 9 176 237 70
14 PITTSBURGH 82 27 44 6 5 189 255 65
15 CAROLINA 82 22 43 11 6 171 240 61

WESTERN CONFERENCE
Rank Team GP W L T OTL GF GA PTS
1 DALLAS 82 46 17 15 4 245 169 111
2 DETROIT 82 48 20 10 4 269 203 110
3 COLORADO 82 42 19 13 8 251 194 105
4 VANCOUVER 82 45 23 13 1 264 208 104
5 ST LOUIS 82 41 24 11 6 253 222 99
6 MINNESOTA 82 42 29 10 1 198 178 95
7 ANAHEIM 82 40 27 9 6 203 193 95
8 EDMONTON 82 36 26 11 9 231 230 92
 
9 CHICAGO 82 30 33 13 6 207 226 79
10 LOS ANGELES 82 33 37 6 6 203 221 78
11 PHOENIX 82 31 35 11 5 204 230 78
12 CALGARY 82 29 36 13 4 186 228 75
13 NASHVILLE 82 27 35 13 7 183 206 74
14 SAN JOSE 82 28 37 9 8 214 239 73
15 COLUMBUS 82 29 42 8 3 213 263 69
 
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