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お正月に友人の家に招待され、とても楽しく過ごした。そのとき、食前酒に「アイスワイン」をいただいた。初めて飲んだわけではなかったが、美味しかったので紹介しようと思う。
今年に入りバンクーバーだけでなく、BC州各地で気温が下がった。みんなが震えている中で、ルンルン気分の人たちがいる。それはアイスワインを作っている人たちだ。
アイスワインというのは、寒いときに収穫されるぶどうから作られるワインだ。気温がマイナス10度以下になってぶどうが凍ったときに収穫される。そして、凍った状態で搾ると水分は凍ったままで、ぶどうの中の凍っていない果糖だけが汁となって取り出すことができる。果糖まで凍ってしまうとダメなので、マイナス13度〜15度ぐらいが一番いいらしい。
アイスワインは芳醇で甘い。リキュールのようだ。温度と糖分の関係は以下のようになっている。
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| 凍ったぶどう |
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| 温度 |
糖分 |
| −6 |
29% |
| ー8 |
36% |
| −10 |
43% |
| −12 |
49% |
| −14 |
56% |
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ふつうのワインは水分も含まれているが、アイスワインはぶどうの中の果糖だけを摂る。だから、ふつうのワインよりもはるかに少量しか作ることができない。ふつうに作られるワインと同じ量のぶどうからだと、わずか10分の1程度しか生産できないらしい。 |
それに、ふつうのワインは夏が終わると収穫されるが、アイスワイン用のぶどうは12月か1月である。それまでには鳥や小動物によって食べられたりすることもあるし、気温がうまく下がらないと作ることはできない。そんなことで高価になってしまうのは仕方がない。
販売されているアイスワインのボトルは375mlが多く、ふつうのボトルの半分の量だ。細長いものが多く、洒落ている。
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| アイスワインのボトル |
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アイスワインの歴史はけっこう古く、1794年にドイツで作り始められたといわれている。最初は意図してこしらえたわけではなく、寒いときに採取したぶどうを使ったらできたということらしい。
アイスワイン作りには厳しい規則があり、ドイツ、オーストリア、そしてカナダの3国しか生産が許可されていない。
カナダのBC州では、バンクーバーから東に車で5時間ほどのところにあるOkanagan地方が有名だ。ふつうのワインもたくさん製造されているが、この冬のように気温が下がるとアイスワインも作られる。ワイン製造者にとっては、アイスワインつくりはロマンでもあるそうだ。
最近は日本でも販売されているそうだが、冷凍庫で凍らせたぶどうを使って製造するようなニセモノもあるらしいので注意をしよう。
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| オカナガン地方 |