= 自動車泥棒 =
  先日、車を使おうとして1階の駐車場に行ったら、車の運転席側の窓ガラスがこなごなに壊されていた。他の車も数台被害にあったようで、ときどき挨拶を交わす20歳の若者と、その隣に駐車している若い女性が、車の横で怒りと落胆交じりに立ち話をしていた。

  聞いてみると、二人ともCDを盗まれたらしい。男性の車には外傷が見受けられなかったが、女性の車は窓ガラスが少し歪んでいた。窓ガラスの隙間から道具を差し込んで開けようとしたのだろう。

  でも、どうして小生の車の窓だけが破壊されているの!どうしてもっと上手に盗んでくれなかったの!とはいっても、CDなんか搭載してないんだよ、わしの車わ!

  1988年式のプレリュードでスポーツタイプの車だから、若者が乗っていてCDをガンガン聞いてると思ったのかなあ。

  ここで、探偵としての推理が働く。いや、小生は探偵ではないが。。。
狙われたのは、うーん、狙われたのは。。。やっぱり、HONDAの車じゃないか!

  そういえば、盗難にあう車のトップ10に4台もHONDAが入っているだ。


バンクーバーで最も盗難に遭う車 TOP 10
(2000年8月〜2002年1月のデータ・ICBC発表)
車  種 年式 タイプ
1 HONDA CIVIC 88-00 乗用車
2 DODGE CARAVAN 91-95 バン
3 TOYOTA CAMRY 84-91 乗用車
4 PLYMOUTH VOYAGER 91-95 バン
5 HONDA ACCORD 86-94 乗用車
6 JEEP CHEROKEE 88-94 4輪駆動
7 TOYOTA PICK-UP 84-88 トラック
8 OLDSMOBILE CUTLASS 85-88 乗用車
9 HONDA PRELUDE 86-88 乗用車
10 ACURA INTEGRA 90-95 乗用車
     * 10位のACURAもHONDA車
   
   
見るも無惨な窓ガラス
これが防犯用の「Club」  
こじ開けられた鍵穴
リモコンがないと入れない
  今回は車自体が盗まれたわけではないが、HONDA車はドアを開けやすいらしい。被害にあった若者たちの車もHONDAだ。警察が状況調査に来たときに話をしたが、HONDAの車は他のHONDAの鍵でも開くことがあると言ってた。ゲゲー、そんなことってあっていいの〜!?

  実は、小生のプレリュードは3年前に盗まれたことがある。年式は1988年なので、上のデータにピタッとはまっているではないか!

  忘れもしない。その日、夜遅くまで隣のビルでダンスパーティが行われていた。真夜中を過ぎても人の声がしていた。翌朝、駐車場に留めてある車がないではないか。くそー、やられたー。すぐに警察に電話して車のプレートナンバーを告げると、ああ、その車はICBCの車庫に届けられているから取りに行ってくださいって。行ってみると右前方部が壊れていた。ICBCの説明によると、ダウンタウンで警察の車とぶつかったらしい。犯人は若者だと言ってた。やっぱパーティに来ていたやつらが怪しいよなあ。。。

  そのあとすぐに防犯用の「CLUB」というハンドルに取り付けるバーを購入して、駐車するときはそれを使っている。なのに、車は盗めないとわかっているのに、中のものだけを盗むなんて。。。

  実は、我が家の被害はこれだけではなかった。警察が去った後、もう1台の車のドアの鍵穴が、こじ開けようとして壊されているを発見したのだ。どうしてなんだ〜!ガレージには50台ほどの車が駐車してある。被害にあったのは4台。そのうち、我が家の車が2台だなんて〜。。。なぜ品行方性に生きている我が一家に神は苦難を与え賜うのか?どうして?ねえ、どうして?それに、こっちのほうの車はHONDAじゃなくてNISSANだぞー!盗難車リストの25位以内にも入ってないんだぞー!


  では、バンクーバーでどれだけの車が被害にあっているかお教えしよう。被害は、車自体を盗む、車を傷つける、車の中のものを盗むなどがある。すべてが絡んでいることもあるし、そうでないこともある。以下は車自体が盗まれる場合のデータである。
  
2001年、カナダ全体では170,000台の車が盗難にあっている。(200年度の日本での3倍に当たる。)1日当たり470台である。
1980年代はおよそ50%の検挙率だった。それが2001年には、カナダ全体で12.5%、BC州ではたったの6%でしかない。
2002年、バンクーバー地域で19,484台の車が盗難にあった。
   (Greater Vancouverと近郊の町 Abbotsford と Chilliwack を含む。)
ICBC(Insurance Corporation of BC)には毎日50ほどの盗難クレームがある。
2002年、車所有者がICBCに支払った保険料のうち、$167ミリオンが盗難などの処理に使われた。
バンクーバーのサーレー(Surrey)地域はバンクーバー全体平均の2倍の窃盗発生率である。
70%の盗難は真夜中の1時から5時の間に起きている。
95%の盗難車は発見される。残りの5%は、解体されるか海外に売られる。
40%はモールの駐車場やアパートの駐車場で起き、30%は路上駐車、16%は家のガレージや庭で発生。
窃盗犯の42%は未成年者による。このデータは過去16年間変わっていない。
窃盗犯の90%は男性である。しかし、女性の率が年々増加してきている。
  どうやらバンクーバーは車窃盗犯の天国のようだ。汚名挽回のため、検挙率を上げ、犯人にはもっと重い罪を科して欲しい。


  最後にもう一つ、面白いデータを紹介しよう。Nunavut という州はカナダの北のほうに位置しとても寒い。夏以外は雪に覆われ、道路もなくなってしまう。そんな州でも2000年に241台の車の盗難が発生したそうな。
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