留学生の親からの手紙 |
藤原様 太郎が、いつも何かとお世話になりまして有難うございます。 先日は、突然にもかかわらず歯科矯正の先生をご紹介頂き、本当にありがとうございました。 お蔭様で短い滞在中に済ませておければ・・と思っていた事をすべて心残り無く終えられました。 正直に言って、中学卒業と同時に一人息子を留学に出す・・というのはなかなか勇気のいることで(周りがうるさかったです)反対など色々曲折はあったものの結果的に留学させたことが間違いではなく、太郎も本心から来て良かった・・と感じてくれている事がよく分かり、嬉しい気持ちで帰路につきました。 主人も私も心配する割には結構いい加減なもので、一度も訪れたことの無いバンクーバーを留学場所に選んでおり、しかし、結果的には治安の良い、教育にとても関心の高いウエストバンクーバーを選んでいたのは何かのご縁かな・・と嬉しく思っております。 太郎は、最初のホームステイ先に馴染めず、一番つらいと感じていた時期に、美太郎君達がバスケに誘って仲良くして下さったので、学校だけは楽しく、耐えられた・・と今でもよく申します。 たまたま、そうやって太郎はお声をかけてくれた友達がいたお陰で助けられましたが、私達のように個人で子供を留学に出した親の一番の不安は、出すまでの手続きではなく、出した後のフォローだったと行かせてから気づきました。 あまり物事に動じない私達夫婦が、太郎がバンクーバーに着いた3日目に号涙して「帰りたい・・」と電話をよこしてきた時は、様子も見に行けず、さすがに参りました。 周りの反対を押し切って行かせた手前、反対にこちらが泣きそうでしたから・・・ 今では笑い話で済ませられますが・・・ ご主人さまは、留学に関するお仕事をなさっていると太郎から少し伺いましたが、太郎で何かお手伝いできることがあればいつでも使ってやって下さい。 太郎も喜んでお手伝いしたいと申しておりました。 「太郎は、もうバンクーバーで頑張っていける・・」と確信しましたから、本当は私ももう行く必要は無いのでしょうが、とても素敵な所なので何とかして理由をつけてまた行きたいな・・と考えています。そのときは、一度ランチでもご一緒させて下さい。 また お目にかかれる日を楽しみにしております。 平成15年 8月16日 |
この手紙は、2002年の9月からウエストバンクーバー・セカンダリー・スクールに留学している「太郎君」のお母さんから私の家内に頂いたものです。 |
| 子供を留学させている親の気持ちがよく表れていると思います。 「親の一番の不安は、出すまでの手続きではなく、出した後のフォロー」 |
